Revo MGX 2000SH /2500SH 〜不具合とその愛。そして…〜

2016年7月末、ノースフォークコンポジットSSR64ULを購入の際に、同時に購入したスピニングリールRevo MGX2000SH。

 

バス用タックル「全リールをアブ化」を目指す私にとっての、初のAbuスピニングリールである。

ベイトリールをアブ化することになんの躊躇いもなかったが、スピニングについてはやはり不安があった。

使用しているプロからでも「昔のスピニングは…ねぇ…」なんて声を聞いたりして、やはり国産には勝てないのかという思いもあったが、MGXの発表と同時にその迷いも消えた。

 

 

そのわずか2ヶ月後にMGX2500SHも追加。

 

フラッグシップモデル。所有欲を高めてくれる洗練されたプロダクトデザイン。ああ美しい…

巻き感は…ま、まあレアニウムのような滑らかさはないけども、巻く釣りで使うわけでもないし、これでいい。いや、これでいいの!これがいいの!

 

しかし、そんなRevo愛、ひたむなMGXへの愛は、数々の障壁との戦いであった。

 

 

幸せな生活(釣行)の中に、突如迫り来るトラブル(不具合)

信じたいのに芽生えはじめる疑心暗鬼

そこに突如現れた昔の彼(シマノ)

重なるように訪れる二度目のトラブル(不具合)

絶望の中での昔の彼(シマノ)からの求婚

そこに現れる第三の男(ダイワ)

そして…

 

これは、Revo愛を突き通そうとする一人の男が、MGXの不具合と真摯に向き合ったラブストーリーである。

 

(求婚が男からで、主人公が一人の男って…)

 

 

Revo MGX2000SHに最初の違和感を感じたのは、購入後間もなくのことだった。

2016年夏のことである。

ノースフォークコンポジットSSR64ULを使ってのミドストでの釣りの際、ハンドルが急に固まるような現象が起きはじめた。

ミドストなので、ハンドルをわずかに回しながらの釣りになるわけだが、止めた後にハンドルが動かなくなるような現象。

ロックするわけではなく「固着」という言い方が適切だろう。

 

力を入れれば再び回り始めるが、止めるとまた固着する。

力を少し入れないと回らないため、角度にして数度回したいのに、グイっと半分ぐらいハンドルを回すハメになる。

これでは繊細な釣りが不可能になり、ストレスばかりが溜まる。

 

折しもこの頃の萩尾では減水の影響もあって、結構な数釣りができていた。

軽いSSR64ULと、さらに軽いMGXの組み合わせはとても快適で、そして結果を残せていただけに、そのストレスは高まる一方。

 

ネットで調べてみると、すでに同じ症状の不具合を報告しているサイトを発見し、私だけに起こっていた症状ではないことを知った。

 

そこで、購入から2週間ほどで最初の修理依頼(クレーム対応)に出すことになった。

 

気に入っていたのに、早くも昔の彼=レアニウム、コンプレックスに舞い戻らなければならなくなった。

そして自重はあれど、レアニウムのシルキーな巻き感に改めて気付く。

 

「なあ、アブなんかやめちまえよ。オレの方が滑らかだろ?戻ってこいよ。MGXはドラグ音が小さくて出てるか出てないかわかんねぇだろ?オレなんて小気味よい音で“ドラグ出てますよぉ〜”って主張しててやり取りが楽しいだろ?なあ!戻ってこいよ」

元カレのレアニウムがそう語りかけているような気がしたが、歩みはじめた愛は、壊れたブレーキのように歯止めがきかず、さらに深まっていくのである。

 

修理に出していた2000SHは、2週間を待たずしてスプール以外全交換という形で戻ってきた。もちろん無償対応である。

ピュアフィッシングの迅速な対応にはちょっとビックリした。

9月からの大会にも再びイマカレの2000SHとともに出場できたのである。

 

シルキーさは元カレ(レアニウム)のほうが上だったけれど、やっぱりイマカレの良さもある。なんてたって軽いわ。ドラグのセッティングもクセあるけど決まるとものすんごいスムーズだし。しかも(プロダクトデザインが)イケメンすぎるわ。

 

2000SH購入から2ヶ月後、気がつけばまたポイントにいた。

気がつけばまたコイツが目の前にいた。

 

「今MGXを買うとポイントがついてくるんですよぉ」とか言ってた気がする。

 

気がついたら店の前で記念撮影させられてた気がする。

 

ノースフォークDSR68L、そしてRevo2500SH購入。

 

「まぁいどありぃぃぃぃぃ」いつもより店員さんの声に張りがあったような気がした。

 

 

止めどない愛は、私を二台目のMGXへと突き動かしたのだ。

 

ああ、美しい。ああ、愛おしい。

 

しかしそんな思いとは裏腹に、再びトラブルという魔の手が襲いかかってきた。

 

 

DSR68Lは「ライトアクション」表記ながら、かなり固めのロッドである。地震の影響でどこの池も減水している中で、これだけのパワーを持ったロッドを使うシチュエーションがなかなか存在しなかった。

故にロッドを買ったものの、もう一本のSSR64ULばかりを多用してたため、DSRとそして購入したばかりのMGX2500SHはの出番は少なかった。

 

そのため、このリールにも起きていた不具合をなかなか発見できずにいた。

 

最初に感じたのは、前回と同様「ハンドルの固着」現象である。

正直、辟易した。

 

まさか2台買って2台とも同じ現象が起きるとは。

 

この後、間もなくポイントで河辺プロ、青木プロのトークショーがあったので、そこでピュアの担当者の方がいたので、トラブルについてのお話しも聞かせてもらった。

認識はされているようで、すぐさま「修理出してください。対応させていただきます」とお答えいただいた。

ちょうどそこにPRMのユーザーの方が来られてて、同じ固着の相談をされていて、ああ、結構出てんだなと妙な親近感。

 

修理に出すことも考えたが、このやりとりの際、「輪ゴムをスプールに巻いて負荷を掛けた状態で巻いてみることで固着がとれることがある」というやり方とアドバイスを受けたのでそれを試してみたところ、確かに固着があまり気にならないレベルになった。

 

 

 

ああ、私のアブ愛は正しかったのだ。

この道を進んで間違いはなかったのだ。

 

 

全ては大団円に向かっていくものと思われた。

 

しかし、そんな思いとは裏腹に、さらなるトラブルが二人の間に割って入ってくるのであった…

 

 

 

 

晩秋の萩尾、3.5gのメタルバイブをシャクった瞬間、MGX2500SHのハンドルが急に逆転しはじめた。

「あら?ロックが外れてたのかな」とレバーを再確認し、再びシャクる。

 

すると、またしてもローター逆転現象。

ラインもグジャグジャ。

 

長年使ってきたリールが摩耗して、ロックが効かずに逆転したことはあるが、ほとんど使ってないリールでのローター逆転現象。

これまたネットで調べてみると…

すでに症例たくさん出てるわ〜。

 

今度はMGX2500SHが入院することとなった。

シーズンオフに入る時期でもあったし、さほど困らなかったものの、相変わらずのメンテ対応は早い。

早い、というよりも素晴らしい。

あっという間に戻ってきた。

今回は「ワンウェイクラッチ」の部品を交換ということで、やはり無償対応だった。

 

 

 

年が明けて、いよいよシーズンも始まろうというこの3月、またしても不具合勃発。

今度は2000SHの方。

症状はやはりローターの逆転。

以前の入院では、本体交換になって送ってきたので交換された分に不具合があったのか…

そこそこデカいバスをかけてる最中にローターが急に逆転して、結局バラすはめになり久々のストレス&フラストレーションMAX。

 

なんだよアブ!なんだよMGX!

ふっざけんなよ!

 

という怒りを持って、3度目の入院(クレーム)したのがつい最近。

そして、やはりあっという間に戻ってきたのが昨日のこと。

 

2台で計3回という交換対応。

私は奪い取るようにしてMGX2000SHを持って自宅に帰った。

 

 

やっと戻ってきたよ…

ホントもういい加減にしてほしいわ…

 

あれ?

 

 

 

 

 

おや?

後ろの箱は?

 

おやおや?

 

 

 

 

修理品取りにいっただけなのに、Revo Rocketもお持ち帰りぃぃぃぃ

 

そしてYABAI SP KITまでお持ち帰りぃぃぃぃ

 

 

 

 

 

そう、こんな不具合なんかで私のRevo愛は止まらないのである。

確かに不具合はあった。

 

でも、ピュアフィッシングさんの迅速な対応は他メーカーに比べても目を見張るものがある

ユーザーに不良品を届けるのはあってはならないことだが、対応の早さと無償対応は安心できるし、何より「現行出荷モデルではすでに不具合は解消されている」ということも聞いたので、安心して購入できた。

 

そう、今店頭に並んでいるMGX / Rocketでは、まずこの不具合はないのであろう。

 

つまり、単なるイケメンな高性能リールが売られているだけなのだ。

 

 

 

 

マイノリティと言われていたAppleユーザー歴30年弱の私である。

Appleも昔は不具合頻発で、フリーズするわ、アプリ落ちるわ、あげくに勝手に再起動するわというストレス溜まりまくりの中で堪え忍んだ時代があった。それでもApple愛を貫きとおし、iMac誕生、iPhoneで隆盛を極め、現在にいたる。

 

Apple愛だけでそんな不遇の時代を耐えた私に、この程度のことが障壁なるわけがないではないか←もはや変態の領域です。

 

 

ロッドをノースフォークに揃える際に、所有していたロッドは全部売り払ったので、実は3台目のRevo Rocketはまだ載せられるロッドがない。

 

 

じゃ、このロケットちゃんはどーするのかというと…

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年初夏発売のmibroのロッド「NOMAD」

スピニングモデル「S-63L」用のリールとして、お先にお先に購入した次第。

 

プロトの段階でちょっとだけ触らせてもらったけど、今の私のスピニングロッドのラインナップであるSSR64ULとDSR68Lのちょうど中間にくるロッド。

もう、モロに、ドストライクに琴線に触れるロッドがこれ。

SSRでは柔すぎる、DSRでは固すぎるという状況で一番欲しかった固さのロッドである。

 

そんなおニューなロッドに期待と夢をこめつつ、まずは買ったばかりのRocket2500SをYABAI SP KITを装着して待つ。

 

 

ああ、美しい…

 

YABAI…

 

 

 

というわけで、私のRevo愛は留まりません。

10台目のRevoとなるRocket2500Sとともに、今年のシーズンを快適に楽しみたいと思います。