リミットメイクはしたけれど 〜陸釣りクラブ熊本第1戦〜

昨年に引き続き、ピュアフィッシングジャパン カップ NBC陸釣りクラブ第1戦にお邪魔してきた。

今年はKNBも再始動したことで、スケジュール的に他所様のイベントに参加できる時間も限られてくるが、本震から1年となる4月16日の開催ということもあるし、なによりRevoユーザーであるし、釣果は賑わせられないけれど、場賑わせなつもりで参加。

昨年にも参加したSHINGOとテラリョーマー金満師匠が不参加。

この二人に上位に食い込んでもらって、「どうだ!これがKNBの実力だ!」ってやりたかったのに。

 

これではストロングマシーンがいないKYワカマツ状態ではないか。

威勢のいいことだけ言って、トラメガ持って逃げ惑うのが私の役目なのに。

これではマシーンたちに守ってもらう前にタコ殴りではないか。

 

そして大会当日。

プラは一切なし。

地震で崩落した護岸工事のために減水していたと聞いていたが、大会前に降った雨で一気に増水。

水位状況を確認するために、二日前ちょっとだけ現地確認。

散った花びらが湖面を覆い尽くす、寂しげながらも幻想的な雰囲気に目を奪われつつ、いや、ホントはそんなことどうでもよくて、水位を確認したいだけ。

 

満水位まではまだまだだが夫婦橋一帯まで水は来ている。ただ、護岸工事用のユンボが急な増水に対応できずに冠水して放置されている状況を見ても、まだ工事が完了しておらず、取水口は開いたままと推測できる。

ということはここ2、3日で増えた水位がまた減水傾向に移るだろう。

 

バスも水位の増減で居場所が落ち着かない状態。皿池状態の立岡でその最深部か、移動ルートのどちらかを狙おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、大会当日を迎える。

修理に出していたRevo MGX2000SHも戻ってきて、なおかつRevo Rocketも購入して、立岡対策は万全(といいつつ、この日はどちらも持ってきていない)

 

 

この日で熊本地震の本震から丸一年。

まだまだ地震の傷も癒えないところもある中で、89名が参加。

復興は確実に進んでいる。今日はこれを着てこないと始まらないという気持ちがあったのでStudio SORAさんのチャリティTシャツで臨む。

 

さあ、ここでKNB関係の参加者を紹介しておこう。

KNB副代表たけちゅ〜♂
自分の山のタケノコ取りに忙しいおっさん。
早く採らないとイノシシに食われてしまうため、日夜時間との勝負である。そのためプラどころではなかったらしい。
自分がイノシシみたいな体型なのに、何かといそがしいおっさんである。
KNB初戦から入賞しているいのけん。
KNBで勝てればNBCでも勝てるのか、
KNBで勝てる程度ではNBCでは通用しないのか、
彼の今日の成績で、KNBの団体偏差値が露呈する。

 

ななつ星。

名前の由来は、河辺プロのトークショーの際に「ハンドル名で参加しなければならないので、何か名前付けてください」と頼み、本名由来で「ケンシロウだから、今日から君は“ななつ星”だ!」と名付けられたらしい。

河辺プロに名付けられた由緒正しきハンドルネーム。

ただし、私のように「りまるおん」→「りまさん」と、長すぎる名前は大体略して呼ばれるようになるのがKNBの流儀。

 

よし、今日から君は「ななちゃん」だ。

 

そしてNBCのスタッフサイドでは、龍青おじさんが、タヌキの置物のように鎮座。

この日もカメラマンとして招集された模様。

っていうかこの人、そもそも釣り自体を長いことやってない。

 

 

第1フライト、第2フライトに分かれる陸釣りのスタートでは、私は第1フライト組。

ポイント選びは有利にはなったものの、どこが釣れるかはよく分からない。

増水して一旦はシャローに上がっていったバスが、減水していく状況に応じて移動するルートがあるのでは、と駐車場側護岸の階段部分をチョイス。

昨年の最終船とまったく同じ場所についた。

 

というか、斜めの湖岸に立っていると疲れるので、なるべく平らな所を選びたかっただけだ。

なにより階段だと、いつでも座れるという利便性のよさ。

おっさんには最適の場所である。

 

 

今回チョイスしたタックルは2本。

ベイトタックル=ノースフォークコンポジットPFR610ML × Revo LTX-BF8(8lb)

スピニングタックル=ノースフォークコンポジットSSR64UL × Revo MGX2500SH(3lb)

 

基本はSSRで立岡に効果的であろう、シェイプの小さいワームで誘い、活性次第ではベイトタックルの登場もあるのかな?という選択。

 

春なのに、さすがはツンツン具合が激しい立岡。視界に見える範囲内ではまったくの静寂のまま時間が過ぎていく。

ただ私の前では、ベイトの小さい魚を追って時折ボイルが見受けられる。

最初は手前のかけ上がりを狙っていたが、ここでボイルが起きたらすかさずミドストに切り替え、中層を攻めていくことに。

競技開始から1時間半ほどが経った頃、そんなボイルの波紋を確認したところでゲーリー・アングリースティックをミドストで直撃。

するとティップに伝わる僅かな反応とともにラインが横に走り出した。

 

すかさずスイープで合わせると、3lbなのに、ミドスト用のむっちゃ柔らかいロッドなのに、合わせただけで湖岸まで飛んでくるほどの小さなバス。

とはいえ順位などは関係なしに、とにかくウェイインすることだけが目標だったので、とりあえずは目標達成。

 

まあ…でも…もうちょっと大きいの釣りたい…

 

サイズはともかく、比較的早い時間での釣果でリラックス出来たのは大きい。

この頃には周囲でもロッドが曲がる光景を見かけはじめる。

バイブレーションやシャッドでの早巻きでのリアクション釣りが多いようだ。

 

直線距離にして約250m先にある対岸からは時折、ゲストの小森プロの「ああ!バレた〜」というデカい声が聞こえてくる。

遮蔽物が無いとはいえ、どんだけ声デカいのでしょう。

しかし、過去数回にわたってゲストで来ては、ことごとく立岡のツンモードに打ちのめされてきたスリータイムチャンピオン。今日は好釣果に恵まれていることは分かった。

250mも離れているのに。

 

この日の日中は25度を超えるポカポカぶり。

日が昇ってからは、足元で多くの見えバスを見るようになってきた。

岸沿いにいる小さいベイトを狙っているようなポジションで、20cmクラス、時折35cmクラスのバスも見える。

 

見えるモノにはついつい反応してしまうのが悪いクセ。

暖かすぎてボトムにはいないだろうと思ってしまうのも悪いクセ。

ここからは見えバス攻略の長い時間がはじまる。

 

私も諦めればいいのに、尻尾をプルプルと震わせて「さあ、今から食べますよぉ」なヤル気のある素振りを見せてくるので、なんとか口を使わせられないかと躍起になってしまう。

しかも、途中二度ほど口を使ったものの、あえなくすっぽ抜けということがあったので、さらにムキになって見えバスをひたすら相手にしてしまう。

 

「ダメだ。らちが明かねぇ」と気付いたのはもう11時に近づきはじめた頃。

そもそも、見えバスとかサイトとかチョー苦手な分野なのに、何をムキになってやってんだと猛省しはじめたのは11時に近づいた頃。

ようやく見えバスを捨てて、自分の本来の釣りをやろうと考えはじめたのが、もう競技終了前1時間を切ろうとしていた頃。

 

1/32ozジグヘッドに、アングリースティックからデスアダー3インチに変え、ボトムでのゆっくりとしたアクションに変えた途端、ようやく2本目がヒット。

今まで見えバス相手に浪費していた時間は何だったのかと思うほどの釣果。

ただし、サイズはさっきとあまり変わらない程度。

 

これでリミットメイク達成。

サイズは小さいものの、このタフな大会で2本は胸を張れる!

 

 

なんてちょっとは思ったものの…

 

2本の重量はたったの320g。

30cm1本ほどの重量しかありません。

 

リミットメイクしたのに、89名中12名しかリミットメイクしていないのに、たったの320gしかないので、1本のグッドフィッシュを釣った皆さんにどんどん順位を追い抜かれる立場。

 

89名中40名がウェイインし、私の成績は29位という平々凡々な位置。

 

 

 

 

 

ああ、そうさ。私の実力なんてそんなもんさ。

 

 

 

 

 

 

 

湖岸を一周して行う清掃活動の後は表彰式。

 

 

KNB勢の中では最上位だったのは11位のななちゃんことななつ星。

 

私は29位のカスな順位だったので、順位賞品がいただける枠外。

しかも、この時カメラマン役の龍青おじさんが「もうきちぃ」「だりぃ」とカメラマンとしての任務を放棄していたので、「大会写真無いとまずいんじゃね?」と急遽カメラマンまでやるハメに。

龍青おじさんのEOS7D。カメラもレンズも立派なのに設定がグダグダだったので、慌てて再設定してバシャバシャと撮影係に変身。

大会で疲れてんのに、立ったり座ったりのスクワットの連続。

しかもこの時、十二指腸潰瘍の症状で腹と背中に痛みを抱えながらの撮影。

でもきっちりと、責任もって真心込めて撮りました。

撮ってると思います。多分。

 

 

結果も順位もふるわなかったけれども、あの地震から1年。

こうしてこの場所で大会が「普通に」行われていることが大事。

 

また、今後も回を重ねて、この場所で続いていくのでしょう。

 

そんな場所を、大会を、人を、そして熊本を応援して、毎回ゲストとして駆けつけてくる小森プロ、千藤さんには本当に頭が下がる思いです。

 


バッカンを携えての大会というのは、細かな移動さえも大変で、通常のオカッパリとはかなり異質な釣りではある。フットワークが行かせず、そもそも湖岸を埋め尽くした大勢の人の中では地蔵な釣りにしかならないという意味で、プライベートの釣りとはまったく違うモノとして捉えないといけないほど。

 

今年は「本業」であるKNBのスケジュールが忙しいので、次回参加はまだ未定。しかしKNBとはまた違う雰囲気も、そんなストレスをも伴うバッカンを持った釣りの戦略を考えるというのもまた楽しいものです。

 

スタッフの皆様お世話になりました。