痴虫コブラが新たな武器を手に入れた(5月29日・芹川ダム)

5月29日芹川ダム。

我々の中ではすでにレアキャラの枠を通り越し、「え?また来るの?」と言われるレベルにまで降格、もとい身近な存在になった痴虫・松本光弘が「また」やってきた。

ついこの間見たような気がするのだが「また」やってきた。

 

本来は福岡での大会のイベントに参加した後、ツカケン&痴虫の芹川ダム釣行、その後に熊本入りしてKNBメンバー有志でご飯でも食べる予定だったのだが、平日ということでなかなか予定を立てることが難しく熊本入りは断念してもらい、その代わりに有志で芹川ダム釣行にお付き合いすることとなった。

 

そんな芹川釣行の前には、痴虫愛に溢れる「心の友」からの涙ぐましい愛がそこにはあった。

 

 

釣行の数日前、私のエセトレーラーオーナーで解禁初日なのにホゲることで有名なACE斉藤ことAGCとハンズマンにいた。

 

「ちょっと塩ビパイプ見ていいすか」というAGCに付き合い、なにやら管のサイズを見たり測ったりブツブツ言ったりしている姿を生温かく見つめていた。

 

何をしているのだろうと聞くと「痴虫にサイコガン作ってやろうと思いまして」

ルアーウェブショップ・カップ KNBオープン2015にて

 

2016年 西日本釣り博にて

 

KTWコブラチャター(今年夏からmibroブランドから発売)のキャンペーンキャラクター(?)として、名を馳せたコブラコスチューム。しかしその左手に装備されるサイコガンは、常に靴下で凌いでいた。西日本釣り博時に至ってはチャッカマンである。

それっぽい。確かにそれっぽいけれどもちょっと違う。

 

そんな「それっぽい」感じをなんとかしようと立ち上がったのが、痴虫の心の友・AGCであった。

 

 

さすが二人は心で繋がっている。

 

ひと通り塩ビパイプコーナーを見渡し、あーでもない、こーでもないとブツブツ言っていたAGCは必要なものが決まったのか「よし、じゃ帰りましょう」と言い出した。

 

ええ?こんだけ部品探してて、帰るの?

 

「だって、今日持ち合わせないんすよ」

 

塩ビパイプぐらいなら別に出しますよ。とっとと作りましょうよ

 

というわけで、ハンズマンの駐車場で早速の施工開始。

ノコでガリガリ削って接着。

このあたりの手際のよさ、さすが一級建築士である。

 

そして出来上がった塩ビパイプ製サイコガン。

ドヤ顔で完成を喜ぶAGC。

あっという間の手際の良さ。

そして、今後コブラコスチュームを着る際にリアリティ溢れる(体型はともかく)コブラが出来上がることだろう。

これぞ、心の友の絆である。

 

 

しかし、値札ついたまま作ったりするところなど、配慮・忖度というものが感じられない。しかも痴虫は飛行機で来るのに、こんな持って帰るのさえ困るような、機内持ち込みとか絶対アウトっぽいものを持たせられるわけである。

そもそも痴虫も今後は独自に出店することもあるわけで、今後コブラコスチュームに身を包む機会があるのかどうか不明だ。

 

つまりは「作ってあげる」という自己満足は果たせても、この行為には他人の気持ちを思いやるという心が欠如しているのである。

 

最近話題の藤井四段とは違い、一手先さえ見えてないAGC。

 

そしてそれを持って行く役を仰せつかったのは私である。

 

彼のドヤ顔で作られた、車中でゴロゴロ転がってうるさい塩ビパイプを持たされて、私は芹川ダムへと向かうことになった。

 

 

 

 

 

5月29日。

減水した芹川ダムのスロープに痴虫はいた。

本当に久々の対面である。(4ヶ月経ってない)

同じ県内にいても同じ町内にいてもなかなか会う機会がない人もいるなかで、なぜこうも埼玉県人としょっちゅう顔を合わせるのだろうか。

 

心の友からのプレゼントを渡され、さっそくポーズをとる痴虫。

しかし目の奥の輝きには、どこか「これ、どうやって持って帰ろう?」という戸惑いが鈍く光っているように感じた。

 

 

 

この日の釣行は、塚本謙太郎、痴虫・松本光弘が同じボートで同船。

この他、KNBからは平日にも関わらず、私のほかにSHINGO、ねーさん、やじが参加。

私は2馬力船外機を持参して、やじのパントに同船することとなった。

 

 

さすが平日。

スロープも比較的空いていてすんなり出船。

各自が思い思いの場所へと出発。

 

とはいえ2馬力パントでは、40馬力(ツカケン)と25馬力(SHINGO)よりもひたすら遅い。

我々のボートだけ、まさにジョギングするようなスピードでひたすら進む。

 

 

そんなテロテロ進む2馬力パント。

移動という、ただただゆっくりと進む時間の中で、さっそくこの日の釣行グループチャットのアラームが鳴り響いた。

 

ファーストフィッシュは痴虫。

カバーが消え去った減水の芹川でイジリースティックが炸裂している。

 

「やじさん!さっそく釣れてますよ!今日は釣れるっぽいですよ!」

 

そんな言葉をかけ、ようやく私たちのボートもお目当てのポイントに到着。

 

 

しかし、やじが握ったロッドの先にはワッキー掛けのワームが…

 

「やじさん、プラグで釣れてますよ。しかもトップですよ。なんで朝イチからいきなりワームなんすか」

そんな言葉をかけてもこちらを振り向くことなくファーストキャスト。

 

「だってさー、ワイルドサイドのベイトフィネス買ったばかりだもん。これで釣りたいんだもん」

 

 

 

 

やじ…オマエ、ノースフォークのテクニカルクランキングロッドシリーズ3本買ったのいつだよ…

3年前だろ…

まだ一匹のバスもかけてないじゃん…

 

どう考えてもそっちが先だろ…

むしろ、今日はようやくそっちで釣れる可能性が高いだろ…

 

 

そんな説教を背中向けに発していたが…

 

いきなり釣っちゃったよこの人。

 

 

ま、これで入魂完了じゃん。よかったじゃん。

活性も高いようだからさ、じゃ、今からは巻いていこーぜ。な?

 

 

 

 

 

 

 

 

やじ…


I字系とかさー、S字系でもっとガツガツいこうぜーーー

 

なんだよ、その「へ」の字は……

 

 

 

なあ、巻こうぜ。

攻めようぜ。

アクティブに行こうぜ。

 

なんでそんなにスローなんだよ。

 

 

そんな彼を改心させようと、またクランカーの道へ戻してあげようと、私はひたすら後ろから巻く。

 

シェードからデカビーツァSORA Bueをひったくっていったナイスバス。

 

これで彼も巻いてくれることだろう。

 

 

 

しかし、場所のチョイスが悪いのか、なかなかヒットがない。

 

ようやくクランクへと目を向けてくれたやじが、上流域まで移動した後ヒット。

3年間、一切曲がることがなかったTCRがようやく入魂された。

タックルボックスにはあふれんばかりの傷ひとつないクランクを持つやじが、ようやくその一つにわずかな傷をつけることに成功した。

 

 

 

 

んでもってお昼。

ほら貝スロープ上流のシェードでご飯食べようとツカケンに連絡したら「えー。ボクらダムサイトのとこにいるんですよぉ」とノリ気でない。

よほど二人の時間が楽しいらしい。

しぶしぶやってきた二人とみんなでご飯。

 

 

午後からは、所要でやじが帰宅するため私はSHINGO艇に同船。

 

ここからは爆釣状態がはじまる。

午前中しか釣りが出来なかったやじが可哀想なくらいに釣れる。

 

バックシートの魔術師ねーさん。

体脂肪の魔術師SHINGO

 

間に挟まれて私もヒット。

 

夕方になるともう三人のうち誰かがロッドを曲げてる状態。

SHINGOと私の同時フッキング、同時ヒットなどもあったりしてお祭り状態。

しかし一つのランディングネットを譲り合った挙げ句、むりやり引っこ抜こうとした私がバラすという失態もありあり。

 

 

 

猛烈な引きの芹川バスを楽しむねーさんと網奉行の私。

後から「全然息が合わん」とクレームいれられた。

 

ラストはまたまたデカビーツァSORA BLUE。

 

 

日も傾いてきたので、ツカケン&痴虫艇のいるところに戻ってみると…

 

なにやら変な儀式が始まっていた。

 

気がつけば五郎丸なルーティンへと移行。

これに何の意味があるのだろうか。

 

 

しかしその理由はすぐに分かった。

 

ルーティン中になんとツカケンヒット。

バスを呼び寄せる儀式だったとは。

なんという能力の持ち主であろうか。

 

しかしこの能力はルーティンしている最中にしか釣れないようなので、痴虫自身の釣果には恩恵がない模様。

 

 

わきゃわきゃ、ラブラブな二人。

 

そして今度は早着替えルーティン。

いつの間にか超大型巨人に変貌した痴虫。

 

ロケでもないのに、ギャラリー3人しかいないのに何故これをやる必要があるのだろうか。

 

しかし、このルーティンにも意味があったようで、ツカケンヒット。

早着替えにも釣果をもたらす力があるようだが、これもまた痴虫には釣果の恩恵はもたらされないようだ。

 

ランディング間際のアクティブなシーンながら、超大型巨人…というよりも理科室の人体標本が邪魔でしかない写真。

 

人体標本に写真を撮って貰うツカケン。

 

人体標本と記念写真を撮るツカケン。

クック亭のドレッシングが傾いているのも気になる。

 

 

こうして楽しい芹川釣行は幕を閉じた。

 

ボートを下りたら、上から下まで痴虫と完全にシンクロしていたことに気付いた。

 

ヒゲ生やせば私ももうすっかり痴虫である(伸びないけど)

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