ザ・パーフェクトゲーム 〜KOG大分大会〜

KNBレギュラーシーズンも前半戦が終了し、ぽっかりと大会スケジュールが空く梅雨の合間の中断期間。

この期間を利用して2年ぶりに九州陸釣りグランドチャンピオンシップ(KOG)大分大会に参加することに。

KOGは本来、九州各県で予選会が開催され、上位進出者によって九州大会が開催されるというフォーマットだが、今年は大分大会のみの開催。

2年前は熊本予選を勝ち上がって、決勝大会に進出した後、完璧にホゲ散らかすという結果に終わった。

 

今だ慣れない日指ダム。今年も二度の釣行でどちらもホゲ散らかしているだけに、果たして今回はどういう結果に…

2年前と同様、今回も前日入りして全体を確認する。

今回の相棒はKNB副代表の一人・たけちゅ〜♂。

日指で釣りするのはこの日がはじめてとか。

私も今年3回目だが、まだ日指バス釣ってないので、あんまり変わんないけど。

 

日指ダムには釣り禁止エリアが設けられているが、吊り橋とめがね橋を越えた右側のエリア(通称・奥の細道)が大会当日は解禁される。

とはいえ、前日には入れないので通常釣りが出来る範囲のみの確認。

 

朝7時すぎに出発し2時間ちょいで到着。

普段の釣りは早起きして日の出と同時に釣り開始、という寝不足必至なハードスケジュール釣行ばかり。大分農業文化公園のは開園が9時半(通常期)なので、県外からの釣りには意外と優しい。

ただし一番いい時間の釣りが出来ないので、たまにしか行ってないとなかなか掴めないというデメリットもあるが。

 

明日は晴れ予報だが、この日は雨。

低気圧パワーの力を借りてなんとかバスを触りたい。

そして今大会に合わせて揃えてきたものの使い心地も確認しておかないと。

一つ目はAbu Revo MGXtreme2500SH。

既に以前のエントリーで書いているが、前日に購入したので、この日が初使用。

Revo MGXにあった気になっていた点がすべて解消されているし、なんといってもトラブルレス、ストレスフリー。

プロダクトデザインとしては秀でた存在ではあるが、ようやく使用感においてもRevoブランドのスピニングはまともなのが出てくれたという感じ。

というかトラブルレスなリールって、至極当たり前のことではあるのだけれどね。

 

もう一つはオカッパリ用ランディングネット。ジャクソン・スーパートリックスター。

長らく「オカッパリではネットは使わない、ネット使うよう高いところから釣りしたければ太いライン使えばいいじゃん」が持論だったし、KNBのルールの中ではそのコンセプトが生きていたため使う必要も無かったのだが、他の大会に出るようになると、どうしてもランディングネットの必要性を痛切に感じていたので、これを機に導入。KNBのルールにも対応できるように仕舞寸法も考えて購入。

できれば、大会当日にオタオタして使わなくていいように、前日プラの段階で一度タモに納めておきたいところ。

 

 

一日前なのでバイトだけをとったり、サイトで魚の居場所だけを探すというのも選択肢ではあるが、こちとら慣れてない場所なだけにまずは魚に触ることだけを考える。

 

たけちゅーおじさんはめがね橋のたもとでmibroアパッチダブルコロラドでヒットさせてた。

さすが低気圧。波動か。波動なのか。

 

その後あちこちとウロウロしたものの、私にはギルバイトのみ。

午後から入った堰堤のアウトレット付近で4インチヤマセンコーのノーシンカーにようやくヒット。

 

ロッド:mibroノマドC-68ML

リール:Abu Revo LTX-BF8

ライン:フロロ10lb

ルアー:ヤマセンコー4inch ノーシンカー

 

プロポーションブリブリの美しい日指バス。

オタオタしながらのランディングネットのテストも終了。

お互いに釣果は一本ずつだったが、魚触れないまま当日を迎えるよりはまだマシ。

 

近くの温泉「風の郷」で疲れを癒した後は晩ご飯。

宿泊先は中津だったため「中津の名物って何があったっけ?」という私の問いに「唐揚げでしょ」と即答するたけちゅー。

ならば唐揚げ食おうぜと、ナビやネットでいろいろ探してみるも、出てくるのは熊本にある中津からあげのお店と同じく、お持ち帰り専門店ばっかり。お店で食べられるところってあんまりないのかいなとウロウロしているうちに、腹減りすぎてきたので結局どこでもいいや的な流れに。

 

うちだ屋の系列みたいなお店に入ったけど、「この唐揚げ定食って中津からあげ?」との問いに店員さんは「すいません違うんですよぉ」との答え。結局、中津からあげにはたどり着けないままで終了。

 

ホテルでライン巻き替えたり使うルアーを整理したり、筋肉痛おこさないように、身体のいたるところに護符みたいに湿布貼りまくって翌日に備えた。

 

 

 

 

そして大会当日。

参加者は133名。

満水位のため釣る場所が限られている日指ダムでこの人数はけっこう大変。

湖畔を釣りするだけの「線の展開」しかできないオカッパリにおいて、横との距離があまりないとどうしてもファーストムービング系の出番がなくなってしまい、結果選択肢が減ってしまう。

 

KNB関係からは、たけちゅーの他、いのけん、きっしょーが参加。

 

「線の展開」しか出来ないオカッパリ大会において、フライト順はとても大事な要素。

自分の思い描いたポイントに入れるかどうかが非常に重要だ。

そんな大事なフライト順はというと…

 

いのけん、まあまあな49

 

たけちゅー、もう終わったとしか思えない80番フライト。

 

 

そして私はというと…

 

9番!

やったよ!もう勝ったよ!もう釣ったも同然だよ!

 

そんな幸運なフライト順で、ファーストポイントに選んだのは昨日釣った堰堤。

本日、開放される上流域「奥の細道」を狙う方が絶対にいいとは思う。しかし10年前のキャンパー時代に訪れていた頃から一度も入ったことのないエリア。満水位ではどこで釣りが出来るのかさえも分からない未知のエリアだ。こうなると地元・ロコ勢が強いのは明白。

 

堰堤エリアは回遊してくるバスの実績も多いし、自分に釣れてなくても周囲のどこかで釣れるだろうと思えるエリア。

誰かに釣れていれば、その可能性の恩恵を享受できるかもしれない。

なんてったってフライト9番だ。

狙った場所に入れるじゃないか。

 

 

と、ここで新たな問題が発生した。

釣る場所は堰堤と決めた。

しかし、堰堤に出るまでのルートはいくつかある。

 

 

どこを通るのが最短なのだろう…

 

 

 

 

湖畔をぐるっと一周したことはあっても、エントランスから堰堤に直で行ったことはなかった。

スタートして私の前には先行者が二人いたのだが、途中で二手に分かれてしまった。

どっちに付いて行けばいいのだろう…

 

 

 

まあ、いいや、どっちに付いていってもそう距離は変わらんだろう。

 

 

結果的に私の通ったルートは大失敗だったようだ。

こうやってみると明らかに遠回り。

赤線の、みんなが通ってるルートに再合流した時に、横にいた人のフライトナンバーを見たら…

 

 

30番台!

 

 

フライト順の恩恵、早くも喪失

通るルートが多すぎて、どこかわかんねぇんだよぉぉぉぉ

 

 

結果的には、ほぼ自分が狙っていた堰堤の流れ出しのそばに陣取ることができた。

 

ただし、ここからはサイレントワールドのはじまり。

ひたすらノー感じ。

 

途中、フォールで喰ったような感覚はあったがギル、はたまたすっぽ抜けかわからないのが一度だけ。

 

あとは何にもない。

 

場所を移動しようにもどこも一杯だし、誰か周囲の一人でも釣れてくれよ!という願いを引きずったまま、結果最後まで周りの誰一人釣れる姿を見ることができずに終了。

 

最初から最後まで誰一人釣ってる姿を見なかったが、133人中20人がバスをキャッチしていた。

数だけ見れば貧果だが、上位10名は2本リミットメイクで2kgオーバー。

優勝者に至っては3kgオーバー。

 

厳しいように見えて、釣れる人はきっちり釣ってることが分かる。

しかも上位陣のインタビューで共通していたのが、そのほとんどが80番以降の遅いフライトだったこと。

決して狙い通りの展開ではなく、それでも状況にアジャストできた人たちなんだろうな。

 

実際、大会の上位の顔ぶれというのは、どこかで見た顔ぶれが多い。

 

 

バスをキープする必要がないKNBのオカッパリ大会では、ある程度は自由にランガンすることができる。

KOGを含む他のオカッパリ大会は、キープするという機材の増加、そして湖岸の「線」を埋め尽くすほどの移動が困難な人の中で釣らなければならないという、私にとっては「異種格闘技戦」なルールなのだが、この釣ることさえ困難な状況だと思っていても、毎回どこかで誰かがストロングなパターンで釣ってくる。

 

上位陣の話というのは、どこの大会にいってもすごく勉強になるし、その得た情報と知識を、次の機会にいかにフィードバックできるかが大事。

今年はそんないろんな大会に出た経験とそこで聞いた結果と手法のフィードバックによって、KNBでの結果に出ていると思っている(これを執筆時点でのKNB総合ランク暫定2位)

 

今年の他団体の大会はもう出る機会がないとは思うが、また機会があればどんどん出ていきたいものです。

 

運営に携わった皆さんお世話になりました。

 

 

 

【最後に戯れ言】

この大会、競技に重きを置いた大会であるのは承知しているのだが、これだけの大人数が参加していながら、私の見た限りでは競技終了から帰着会場までの徒歩で、ゴミ拾いをしている人は誰一人見なかった。

 

もちろん拾っていた人もいると思いたい。吊り橋方面は全然状況わからないし。

 

ゴミを拾いましょうというアナウンスはなかったが、言われないとゴミを拾わない、言われてないからゴミを拾わない、というのはちょっと寂しい。

大会に出ていれば、出ている立場の人であれば、バスフィールドの状況やゴミ問題についてはある程度知っているはずだ。

帰着会場に戻るまでのほんの10分、歩きながら拾うだけでもいいじゃない?

 

競技中であっても、近くにあるゴミ拾いながらシェイクすればいいじゃない?

 

釣りが上手い人は素直に「すげぇ」と思うが、その一方で足元のタバコの吸い殻さえスルーして仲間と笑いながら歩いてるだけの人を見ると尊敬できる人とは思わない。

できれば、せっかくの人が集まる大会、マンパワーがある大会なだけに、帰着までの間、ゴミ拾いさせても良かったのかなと思う。

もっと欲を言えば、言われなくても…という成熟した釣り人であってほしいなとも思うのだけれど。

 

2日間、釣りしながらだけど、ラインだけでこれだけあったのに。

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